概要
- 名称:日独6大学アライアンス German-Japanese University Alliance
HeKKSaGOn:Heidelberg, Kyoto, Karlsruhe, Tohoku (in Sendai), Göttingen, Osaka – Network - 設立:2010年
- 加盟機関:
(ドイツ側)ハイデルベルク大学、カールスルーエ工科大学、ゲッティンゲン大学
(日本側)東北大学、京都大学、大阪大学 - WEB:https://www.hekksagon.net
HeKKSaGOn(ヘキサゴン)は、日本とドイツの主要大学の研究者及び学生の交流、共同研究の推進、サマースクール等の開催など、日独大学間の交流を推進することを目的に、2010年に結成された二国間型のコンソーシアムです。加盟校の名称、所在地の頭文字(Heidelberg, Kyoto, Karlsruhe, Tohoku (in Sendai), Göttingen, Osaka – Alliance)から名前が付けられました。
プライオリティ・エリア
2019年にハイデルベルクにおいて開催された学長会議において、HeKKSaGOn第二期では以下の4つの分野をプライオリティ・エリアとして定め、特に注力していくこととなりました。
1. Transcultural studies and the transformation of cultural heritage
2. Data science, digitization, and artificial intelligence
3. Health, well-being, safe and resilient societies
4. Engineering molecular systems and bioimaging
ワーキンググループ・プロジェクト
HeKKSaGOnのワーキング・グループ・プロジェクトとして、以下の8件が採択され、所属する加盟校から助成を受けて活動しています。(期間:2020年10月~2023年9月)
プロジェクト題目 | 研究代表者 | 本学代表者 | プライオリティ・エリア |
---|---|---|---|
Next-Generation Biomedical Sciences - Fusion of Molecular Engineering, Imaging, and Modeling | 田中 求 教授 (ハイデルベルク大学) | 水藤 寛 教授(AIMR) | 2,4 |
Quantum Innovation by Interdisciplinary Medical Research | 中野 貴志 教授(大阪大学) | 高瀬 圭 教授(医学) | 3 |
Mineral and energy resource systems for resilient, sustainable societies | 松八重 一代 教授(東北大学) | 松八重 一代 教授(環境科学) | 3 |
Robotics for Health, Well-being, Safe and Resilient Societies | 吉田 和哉 教授(東北大学) | 吉田 和哉 教授(工学) | 3 |
HeKKSaGOn Conference and Summer School: “The Digital World: Data Science, Artificial Intelligence, and Robotics | Ramin Yahyapour教授(ゲッティンゲン大学) | 中尾 光之 教授(情報科学) | 2 |
Mathematics at the Interface of Science and Technology | Wilderich Tuschmann教授(KIT) | 塩谷 隆 教授(理学) | 2,3,4 |
Asian and Transcultural Studies: The Next Generation | 和田マルシア-ノ 光代 教授(京都大学) | 大野 晃嗣 教授(文学) | 1 |
Recreating Global History from Asian Perspectives: The Twentieth-Century World in Turmoil | 秋田 茂 教授(大阪大学) | 安達 宏昭 教授(文学) | 1 |
これまでの活動実績
日独6大学学長会議(1年半に1度)、ワーキンググループによる共同研究、博士課程学生・若手研究者を対象としたスクール等を実施しています。第8回目となる2021年9月9-10日には東北大学が学長会議を主催する予定です。
日独6大学学長会議
期間 | 開催機関 | 報告 | 外部リンク | |
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第8回 | 2021年9月9-10日 | 東北大学 | ||
第7回 | 2019年9月12-13日 | ハイデルベルク大学 | 詳細 | 有 |
第6回 | 2018年4月12-13日 | 大阪大学 | 詳細 | 有 |
第5回 | 2016年9月29-30日 | カールスルーエ工科大学 | 詳細 | 有 |
第4回 | 2015年4月16-17日 | 東北大学 | 詳細 | 有 |
第3回 | 2013年9月12-13日 | ゲッティンゲン大学 | 詳細 | 有 |
第2回 | 2012年3月29-30日 | 京都大学 | ||
第1回 | 2010年7月29-30日 | ハイデルベルク大学 |
参加学生の声1
2018年4月に大阪大学で開催された日独6大学アライアンスHeKKSaGOnの学生ワークショップに参加しました。ワークショップでは日独の大学から集まった学生同士で「持続可能な開発目標」を達成するためにはどうすべきかについて議論しました。私は初め、英語で議論しなければいけないと聞いてとても緊張しました。ところが、少人数でグループを組んで軽い雰囲気で行われたので、片言の英語でも十分に議論できました。他にも皆で散歩に行ったりブッフェで美味しい物を食べたりカラオケで歌ったりする交流が充実していました。専門研究に忙しい日々にまったく異なった分野の学生と会ってリフレッシュする貴重な時間となりました。参加を検討する方に是非とも推奨したいです。(大学院理学研究科 YOU Daehyonさん)
参加学生の声2
2018年4月に,HeKKSaGOn学長会議の学生ワークショップに参加しました。ディスカッションのテーマは“Sustainable City”でした。議論が始まったばかりの頃,英語に不慣れな私は話の流れについていくことに精一杯でした。けれども,皆が話す英語を聞いていると文法の正確さにはあまり拘っておらず,自身の考えの要点を強調するような言い回しをしていることに気づきました。極端に言えば,単語だけでも伝わる時は伝わるのです。それならば自分もできるかもと思えました。次第に気軽に発言できるようになり,気づくと他のメンバーに加わり議論に夢中になっていました。議論の内容も,最新のテクノロジー,ユニークな政策など,目を見張るものが多く,その中で心理学ができることを考えていくのは大変意義のある経験でした。他分野の人と生の英語でコミュニケーションするという貴重で刺激的な機会を与えてくれたHeKKSaGOn,そこでの経験は今でも私の中に確実に活きています。(大学院文学研究科 慶野 友祐さん)
大学間コンソーシアムに関するお問い合わせ
国際企画課国際連携係
電話:022-217-5578/6182
Email:kokusai-kgrp.tohoku.ac.jp